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【妻が、サビキで釣りあげた】魚を針からどう外すの?外し方について!と、注意したい危険な魚(毒やトゲ)

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むむっ、竿がびくびくしているぞ…と巻き上げてみたら、なんとそこには魚の姿が!
「やったぁ、釣れた」と、よろこぶ妻に、はしゃぐ子ども。そんなところで妻からひと言「あなた、魚とってよ」

え⁉  僕も触ったことないんですが…どうやって外すの?

というわけにはいきませんよね。
釣れたらさっと外せるように、準備しておきましょう!
針外しに時間がかかると、魚は暴れて血が回ります。魚が苦しむぶん、鮮度も落ちるので、早めに針を外してあげましょう。

魚に触れる前に知っておきたいこと(触ると危険!な魚)

ゴンズイ

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特徴的なしま模様と、ひげの生えた顔がキモかわいい!と評判?のゴンズイですが、
背びれと胸びれに毒のトゲあり!うっかりつかむと激痛です。

② ハオコゼ

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ハオコゼは、見た目がすでにとげとげしいので、はじめて釣ったときには手で触ろうとならないですが、カサゴに似ているので、間違えてうっかり触って刺されることがあります。ひれのトゲに毒があります。背びれが目立ちますが、胸びれ、腹びれにも注意!

③アイゴ

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楕円形のボディ上下にトゲがいっぱいのアイゴちゃん。もちろん、それぞれのひれに毒があるので注意しましょう!おまけに、ちょっと特徴的な匂い(臭い)が…

以上、サビキで釣れる「気をつけたい魚」の代表を紹介しました。釣れた時には気をつけて!

なお、注意していても、釣りあげた状態で「どうしよ汗どうしよ汗」とやっていると、急な風に揺られて直撃することがあります。ほかの人にあてないようにも気をつけながら、ひとまず地面におろしましょう。

針を外すのにあると便利なもの

①タオル

魚はぬるぬるして滑ります。さらに、目立たないところ(尻など)に小さいトゲがあったりもするので、慣れないうちは、タオルを使って魚をつかむといいでしょう。
一方で、サビキ針が引っかかりやすいので、釣れた魚のサイズに応じて、タオルを折りたたんでおくと使いやすいです。また、タオルを少し湿らせておくと、毛羽だちが抑えられて、引っかかり防止になります。

②メゴチばさみ

「トゲが長い」、「毒があり危険」、「臭いにおいがする」など、触るのに抵抗があるような場合には、メゴチばさみを使いましょう。メゴチばさみの「メゴチ」とは、魚の名前です。メゴチという魚に鋭いトゲがあって、触るとケガすることから、それを挟むのに使おうとできたはさみがメゴチばさみです。当然、メゴチ以外の魚もつかめます。


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③プライヤー

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針を外すには魚の口元を触らなければならないわけですが、「歯が鋭い」魚もいますね。上の画像は「イラ」という魚ですが、とがった歯をしています。また、貝をガリガリ食べる魚(クロダイなど)は、「あごの力」が非常に強く、指をかまれると、痛いでは済まない可能性もあります。そんなときは、釣り用のプライヤーを使って針をつかむと安全に針を外すことができますよ。


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④針外し

魚がエサに食いついたときに、針が口にかからずに、そのまま飲み込んでしまうときがあります。魚体の奥に針が引っかかり、無理やり引っ張ると取れないばかりか、魚も苦しむでしょうね…泣。

そんな時は、針外しを使うと取れることがあります。ラインをしっかり張った状態で、針はずしの穴になっている部分を掛け、ラインをたどって針にあて、そのまま押し込むと針が外れます。あとはそのまま針外しと一緒に針を魚の口から抜くだけです。

針外しを使っても針がどうにも取れない場合は、無理に取ろうとはせず、ラインを切りましょう。


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針の外し方と、外した後のこと

シンプルにいうと、魚をつかんで針を外すだけですが、少しコツがあります。

① 魚をつかむのではなく、まずは下カゴ(もしくは錘)をつかむ

最初は、おっかなびっくりしながら触りがちですので、魚が暴れ、仕掛け全体がぷらぷらとしてなかなか掴めません。そうこうするうちに、サビキ仕掛けについているほかの針が変なところに引っかかることがあります。

釣りあげたら、まずは利き手で下カゴ(錘)を掴み、ラインを張って安定させましょう。引っかかり・絡まり防止になります。ラインを安定させてから魚を掴みましょう。

巻き上げるときは、下カゴをつかむのにちょうどいい長さを巻くようにしましょう。そのまま竿を立てたときに、下カゴが楽につかめる高さにくるようなイメージです。カゴを掴んだら、竿を寝かせると魚が掴める高さに来るので、その位置で魚を外しましょう。

② 魚は頭側から包むようにしてつかむ

魚を釣りあげると、ビチビチっとして掴みにくいですが、エラを押さえると、比較的静かになります。いきなりぎゅっと掴むのではなく、魚の頭側から、ゆっくり包みこむようにしてエラを押さえると掴みやすいです。

逆に、下側から掴もうとすると、ヒレの流れに逆らって掴むことになるので、ヒレのトゲが手に刺さります。サビキ釣りでよく釣れるサバなどは、尻に小さいトゲがありますが、刺さると結構痛みます。

③ 利き手で針を外す(魚は反対の手で掴む)

これはメゴチばさみを使うときにやりがちですが、メゴチばさみを利き手側で持って魚を掴んでしまうと、針を利き手と反対の手で針を外すことになります。小さいサイズのサビキ針を外すのは細かい作業になりますので、利き手で行った方が断然やりやすいです。すると、魚は利き手の反対の手で掴む必要があります。

④ 魚の締め方

小型の魚の場合

小さい魚(イワシ、小アジ、小サバ)は、氷締めにします。血を抜いたり内臓をとったりする必要はありません。クーラーボックスに氷と海水を入れてキンキンに冷やしておき、そこにそのまま入れるだけです。なお、真水ではなく、海水をいれるところはポイントです。海水は塩分により、0℃以下でも液体のままですので、真水よりも冷たくできます。

血が多い魚の場合

サバは血が多い魚です。小サバは氷締めで大丈夫ですが、大きめのものは血を抜いたほうがいいです。氷水に入れてもしばらく生きていますし、暴れて身に血が回ると鮮度が落ちてしまいます。

サバは、サバ折りという方法で、はさみがなくても血抜きできます。エラに指を入れておとなしくさせ、首を背側にボキっとおると、血が出てきます。頭を下にして海水をいれたバケツに入れておくと、血が抜けていきます。血が抜けたら、早めにクーラーにいれましょう。サバ折りに抵抗があれば、キッチンバサミで首の血管を切ると血抜きできます。

内臓まで取る場合

コノシロも傷みやすい魚ですが、内臓に臭みもあるので、釣り場で頭と内臓をとるようにしてもいいでしょう。キッチンバサミを使って、頭を切りとり、お腹を開いて内臓を出します。うろこがびっしりついていますが、ペットボトルのキャップでこすると簡単に取れますよ。

うろこをとったら、海水で軽く洗い、ビニール袋などに入れたうえでクーラーにいれましょう。袋に入れないと、身が水っぽくグズグズになります。

切り取った頭や内臓は、海に還せば自然の力で分解されますが、迷惑に感じる釣り人もいると思うので、離れたところで海に流しましょう。