サビキ釣りは、「手軽で簡単、初心者やファミリーにおススメ!」ということで、釣具をそろえて家族で出発!したものの、2時間たっても何も釣れない!周りの人は釣れているようだけど…
妻は「うちはなんで釣れないの?」と聞いてくるし、子どもは飽きて「ゲームしたい」と言い出すし、初めての1匹が釣れないことが、こんなにプレッシャーになるなんて泣
釣れない原因は、色々なことがありますが、魚がいるなら釣れるはず!まずは、手軽に変えられるところから変えてみましょう!
仕掛けを沈める深さを変える
①タナについて
魚が泳いでいる深さのことを「タナ」といいます。魚種によって、タナは異なります。
- 表層(水面近くの層)イワシや小サバ
- 底層(底の付近の層)アジやコノシロ
- 中層(表層と底の間)いろいろな魚が入り混じる
小さい魚は海中の上の方に、大きめの魚は下の方にいることが多いのですが、天候や水温、潮の状況によって、その日その日で変化します。海を縦に区切って、仕掛けの位置を上げたり下げたりしていろいろなタナを攻めましょう。
②タナの攻め方
タナを上から攻める方法と、底から攻める方法とありますが、底から攻めたほうがやりやすいです。
- 仕掛けを底まで落とす。
- 反応がなければ、リールを2回ほど巻く(巻いた分だけ仕掛けが上がる)
- ここでも反応がなければ、さらにリールを2回ほど巻く
- 表層に繰り返し
カゴに詰めたエサをシャクって撒くのは、リールを巻き上げたタイミングです。
針のサイズやスキンの色を変える
①針のサイズを変える
針のサイズが魚に対して大きすぎると、針がかかりません。その逆も同様です。
サビキ仕掛けには、針の大きさが記載されていますが、号数が大きくなるほど針サイズが大きくなります。
最初は、4号の仕掛け(イワシや小アジ狙い)がいいかと思います。
8号など大型の針が安売りされているのを見かけますが、値段につられないように!
②針についているスキン(疑似餌)の色や素材を変える
針についているスキンは、餌のアミエビを模したものです。ビニール?素材のピンクのものがスキンの定番です。
これに加えて、
- 針ごとにカラフルなビーズが付いているもの
- スキンの色が白色だったり、蛍光色だったりするもの
- スキンの素材がサバ皮、ハゲ皮のもの
があります。
魚は結構ニセモノを見分ける(生命がかかってますので当然ですね)ので、本物のアミエビは食べても、スキンはなかなか食べないですね。
一方で、興味を持ったものに食いつく習性があるので、ビーズ付きのものだったり、色を変えたり、素材を工夫したり、変化を持たせてみましょう。天候や時間、海水色によっても使い分けるといいと思います。
トリックサビキの使い方
通常のサビキ仕掛けとの違い
トリックサビキの針にはスキンがついていません。針に本物のアミエビを絡ませて海中に投入します。また、カゴもつけません。沈めるためには錘を使います。
魚は匂いに反応します。アミエビを撒くと魚がよってきますよね?この広い海の中で、小さい魚が小さいアミエビを「目で見つけて」寄ってくるのは困難です。匂いに反応して寄ってくるのです(そういえば、サメも血の匂いに寄って来るといいますね)トリックサビキは、針に実際のエサを絡めることで、「あぁ、これは本物だ、食べよう」と、寄せた魚をだまして?針にひっかけるサビキです。
針のサイズは通常のサビキと同様、4号(イワシ、小アジ狙い)からがいいと思います。錘は針にセットでついていることがほとんどですが、波の具合によって変えましょう。番号が大きいほど重いので、波が高いときは8号など重めのものが安定します。
使い方
針に餌を「絡める」ところがポイントです。親子針になっているので絡めやすいと思いますが、わざわざ手でつけるのは大変です。スピード餌付け器があるので、ここにアミエビをどっさりのせて、溝の部分に仕掛けをあてがって上下させると、針に餌が絡まります。
絡めたエサは揺さぶると外れ落ちてしまうので、ゆっくりと海中に沈めましょう。沈めた後は、通常のサビキと異なりシャクる必要はありません。タナを変えつつじっくり待ちましょう。
なお、投入した付近にアミエビを撒いて魚を寄せると効果的です。竿が2本あるならば、1本は通常のサビキで、もう1本はトリックサビキでやってみてもいいかもです。通常サビキのカゴから撒かれたアミエビに魚が寄ってきますので、その近くでトリックサビキを使うと、アミエビを手で撒く必要がないですからね。
以上、手軽に変えられるところから変えてみようという記事でした。変えやすい反面、これでもまだ釣れないことはあります。次回(これでも釣れない場合)もありますので、釣れなくてもまだまだご安心ください!