魚がよく釣れる時間帯は何時?
釣りは朝から行った方がいいの? それとも午後からでも大丈夫?
そんな疑問に答えるページです。
マズメの時間とは
マズメとは、簡単に言うと魚がよくエサを食べる時間です。この時間帯は、魚の活性が高く、エサを求めて魚がよく動く時間です。
マズメは1日に2回あります。朝マズメと夕マズメです。朝マズメは、日の出の前後1時間くらいの時間帯です。同様に、夕マズメは、夕暮れの前後1時間くらいの時間です。これらの時間帯はほかの時間帯に比べて釣りやすい時間帯です。
潮時とは
潮時は、潮が動く時間帯です。海は潮汐を繰り返しているため、深さが時間の経過とともに変わります。1日の中で潮が一番高い時間を満潮時、潮が一番低い時間を干潮時といいます。1日の中で、満潮、干潮はおおむね2回来ます。
干潮に向かって、もしくは満潮に向かって潮が動く(海の高さが変わる)わけですが、潮が動くとプランクトンや藻などが海中でよく混ざります。これらを食べ物として魚が捕食しようと動き回るので、潮が動いている時間帯は釣りやすいと言えます。とりわけ、満潮の前後1時間くらいの時間は、「上げ7分、下げ3分」といい、よく釣れるといわれる時間帯です。反対に、満潮の時間と干潮の時間は潮どまりと言って潮が動かないため、釣りにくい時間帯といえます。
潮汐差とは
潮時に関連して、潮汐があります。満潮干潮は先ほど説明した通りですが、満潮時の高さ、干潮時の低さは日によって異なります。これを潮汐差といいます。この潮汐差には名前がついています。
①大潮(おおしお)
干満の差が最も激しいのが大潮です。大量の海水が移動してプランクトンの量が増え、それに伴って魚の活性が上がります。一般的に「魚が釣れる」潮回りだと言われています。
中潮(なかしお)
大潮の次に潮汐差の大きい潮回りです。それなりに海水も動くため、魚が釣りやすいといわれます。一般的には小潮→大潮に向かう中潮よりも、大潮→小潮に向かう中潮の方が釣り人には好まれています。
小潮(こしお)
潮汐差の小さい潮回りです。海水の動きが少なく、魚の活性が上がらずに「魚が釣れない」潮回りだと言われています。
長潮(ながしお)
小潮の最後あたりの潮回りで、潮汐差がいよいよ無くなるころです。潮汐差がないため、魚は釣りにくいイメージです。一方で、波がなく穏やかでのっぺりとした海面なので、手漕ぎのボートなどで遊ぶにはうってつけです。
若潮(わかしお)
潮が再び動き始める潮回りで、「潮が若返る」ことから若潮と呼ばれています。若潮の後にやってくる中潮の日に釣りをすると釣果に繋がると言われること多いです。
このように、時間帯や日によって釣りやすい、釣りにくいといわれる時があります。
一方で、前記にかかわらず釣れることもしばしばあります。釣れるとうれしいけれど、自然の中で時間を忘れてゆっくりするというような、気持ちに余裕をもって過ごせるといいですね。